文化祭や体育祭で着るクラスTシャツは、デザインがもっとも重要になります。したがって作り手が一番力を入れるのもそこになるでしょう。それゆえにクラスTシャツ作りで一番予算と時間を使うのも、その部分になるはずです。着る方の関心も、そこにもっとも集中することになるのではないでしょうか。
ただしクラスTシャツ作りで必要になるのはそこだけではありません。使用する生地も、成功したかどうかを左右する重要なポイントになります。むしろ実用性を考えると、デザインよりもそちらの方に重点をおくべきといえるでしょう。使うシーンや季節にもよりますが、Tシャツの肌触りの良さや着心地の快適さによって実際に着用した時の評価が大きく違ってくることも考えられます。
たとえば夏の暑い日に運動する場合に、通気性や吸汗性の悪いTシャツを着るのはおすすめできません。それによって不快感を感じるだけでなく、熱中症を起こしてしまう可能性があるからです。また生地の薄さや伸縮度合いも、Tシャツ選びをする上でかなり重要になるはずです。下着が見えてしまったり生地が伸びないのでは、そこが気になって競技や活動に集中できないでしょう。
そういった問題が起こらないように、商品の説明文をよく読んで良い生地を選ぶようにすべきです。生地の厚さはオンスの数字の大きさでわかるので、比較的簡単に把握することができます。しかし生地の伸び方や通気性の良さなど、実際に実物を見なくてはわからないものもあります。それらはできれば実際にサンプルを取り寄せて、直に確認するようにしましょう。