クラスTシャツには一体感や連帯感が生まれるという大きな魅力がありますが、更にその魅力を大きくする方法があります。クラスメイトがみんなで同じTシャツを着ることで、それぞれがクラスの一員であることを自覚します。その自覚が連帯感に繋がりますし、同じ気持ちを共有していることが確認できれば一体感が生まれます。みんなで一つの集団という意識が生まれることは素晴らしいことですが、構成員一人一人が必要とされている実感を得ることは難しいです。
クラスメイトが20人いれば、その20人が同じクラスTシャツを着ることになります。クラスメイトが30人の場合も、クラスTシャツを着ている人の数が増えるだけで他に変わるところはありません。個人が注目されることも無ければ、必要とされている実感を得ることも無いです。全体で一つの意味を持つクラスTシャツをつくれば、クラスメイト個人にスポットを当てることができます。
クラスメイトの数と同じ文字数の言葉を考えて、一文字ずつプリントしていくのも良い方法になります。全員が揃ってはじめて意味のある言葉が完成するので、全てのクラスメイトが構成員としての役割を果たすことになります。自分が居なければ意味が成り立たないという状況は、それぞれの人に必要性を感じさせてくれます。ただ単にみんな一緒というだけのクラスTシャツとは違って、全体にだけスポットライトが当たっているのではなく同時に個人も照らし出すことになります。